◆ “ドル買い”継続も…? - 123円後半
「日米金融当局の立ち位置の違い」への思惑は根強いものがあります。
特に昨日は『インフレ対応は後手、年内3.5%付近への利上げが望ましい』とのブラード・セントルイス連銀総裁発言もあり、“ドル買い”は継続しています。
一方で、ボスティック・アトランタ連銀総裁とエバンス・シカゴ連銀総裁は『利上げは慎重なペースで…』としたこともあり、“前日高値(124.050円)”を突破するには至りませんでした。
◆ 目先は“ポジション調整”主体、それでも狙いは…?
「米金融正常化加速」への思惑は、一旦“織り込まれた”印象があります。
このため“さらなる上値追い”に関しては微妙といわざるを得ないのが、実状といえます。
特に本日は「週末の5・10日」に当たりますので、流れが一旦変わる可能性も否めないところがあります。
それでいて「日米金利差拡大」は抗いようのない事実ですので、ポジション調整を除けば“ドル売り”あるいは“円買い”が継続的に進行するケースは想定しづらい…?
オーダー状況を見ると、“124.00-20円”にはかなりの規模のドル売りオーダーが待ち構えているとも聞き及びます。
一方で再び“125円台”に到達するまでは、「上値達成感」も台頭しづらいという地合いになりつつあります。
目先は“ポジション調整”主体の動きで考えつつも、狙いは“押し目買い”と見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:125.082(3/28高値、大台)
上値4:124.691(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:124.293(3/29高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:124.157(ピボット1stレジスタンス)
上値1:124.050(4/6-7高値、大台)
前営業日終値:123.966
下値1:123.623(ピボット1stサポート)
下値2:123.436(4/6-7安値、+1σ)
下値3:123.279(ピボット2ndサポート)
下値4:123.089(ピボットローブレイクアウト)
下値5:122.989(3/31~4/6の38.2%押し、大台)
《10:10》
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