NYコラム（17日）ダウ平均は反落スタートへー前日に急騰した反動安か⁈

NY株式市場（17日）フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を上回るー原油価格が再び100ドル超

17日のニューヨーク株式市場でダウ平均は売り先行で取引が始まりそうだ。

ニューヨーク株式市場市場は、前日の取引でハイテク中心に急騰した反動から手仕舞い売りが先行しそうだ。ダウ平均は寄り付きで節目の3万4000ドル台を割り込む場面が見られそう。緊迫化しているウクライナ情勢でロシアはウクライナとの停戦交渉が進展したとの報道を否定したことから投資家心理が圧迫されそうなほか、ニューヨーク原油先物相場が時間外取引で再び騰勢を強めて節目の100ドル台を回復したことも相場の重しとなろう。

ただ、取引開始前に発表された3月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は27.4と市場予想（15.0）を大きく上回ったほか、週間ベースの新規失業保険申請件数も21.4万件と市場予想（22.0万件）を下回ったことは相場の下支え要因として意識されそうで、ダウ平均はウクライナ情勢次第ではあるが、朝方の売り一巡後に下げ渋ることも想定しておきたい1日となる。