NY株式市場(17日)新規失業保険申請件数は市場予想を上回るー米国10年債利回りは一時2%割れまで急低下か⁈
17日のニューヨーク株式市場でダウ平均は軟調な取引スタートなりそうだ。
ニューヨーク株式市場では引き続きウクライナ情勢に相場の関心が集まっており問題解決に向けた大きな進展が見られなければ引き続き地政学的リスクに対する警戒感が根強くなりそうだ。ダウ平均は寄り付きで売り圧力をこなしながら前日の日中安値(3万4642ドル)が強く意識されよう。
取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は24.8万件と市場予想(21.8万件)を上回ったほか、2月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数も16と市場予想(20.0)を下回り低調な内容となったことから積極的な買いは見送られそう。
ただ、ダウ平均は朝方の売り一巡後に底固い相場展開となりそうだ。朝方の低調な経済指標を受けた米国10年債利回りが一時2%を割り込む水準まで急低下していることは相場の底固さに繋がろう。個別銘柄ではアナリスト予想を上回る好決算を発表したウォルマートの株価に注目が集まりそうだ。ウォルマートは2023年1月期通期の1株当たり利益の見通しもアナリスト予想を上回ったことから時間外取引で上昇しており、好決算が素直に評価される相場の地合いが感じられる相場環境となりそうな1日となる。
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