三井金、今期経常を12％上方修正・15期ぶり最高益更新へ

　三井金属 <5706> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比66.5％増の457億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の520億円→580億円(前期は512億円)に11.5％上方修正し、増益率が1.4％増→13.1％増に拡大し、15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の144億円→204億円(前年同期は372億円)に41.6％増額し、減益率が61.3％減→45.2％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比39.1％減の81.9億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の10.5％→4.4％に急低下した。

株探ニュース