ＡＧＰ、今期経常を一転黒字に上方修正、未定だった配当は2期ぶり5円で復配

　エージーピー <9377> [ＪＱ] が1月28日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は1億1800万円の黒字(前年同期は2億4700万円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の1億9700万円の赤字→1億5400万円の黒字(前期は5800万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の5400万円の赤字→6900万円の赤字(前期は4500万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億1300万円の赤字→1億3800万円の黒字(前年同期は2億3500万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当を5円実施し、2期ぶりに復配する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の1億0200万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.3％→3.1％に改善した。

株探ニュース