IMVは急動意、EV用電池市場拡大で追い風強く中計にも期待感
IMV<7760.T>は急動意。買い一巡後は伸び悩む展開となったが、一時89円高の593円まで値を飛ばし注目を集めた。同社は自動車業界を主要顧客に振動試験装置や計測器の製造販売を行い、受託試験サービスにも展開している。車載用リチウムイオン2次電池の充放電の性能試験などでも実績が高く、電気自動車(EV)普及局面で収益機会の拡大が期待されている。EV用2次電池の開発で先駆するパナソニック<6752.T>が、2023年にもEV用で航続距離が従来よりも大幅に長い新型リチウムイオン電池を量産する計画にあることが伝わるなか、IMVにとっても商機が高まるとの思惑がある。成長戦略にも積極的で、直近策定の24年9月期を最終年度とする中期経営計画では売上高146億円(前期実績115億7600万円)、営業利益15億円(同10億6700万円)を掲げている。時価予想PERは9倍台と割安なだけに上値余地が意識されている。
出所:MINKABU PRESS
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