2022年 年頭のご挨拶

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最新投稿日時:2022/01/05 12:49 - 「2022年 年頭のご挨拶」(PR TIMES)

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2022年 年頭のご挨拶

配信元:PR TIMES
投稿:2022/01/05 12:49
株式会社J-オイルミルズ(東京都中央区、代表取締役社長:八馬 史尚)は、2022年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。



2022年の新春を迎えるにあたり、所感の一端を申し述べ、新年の挨拶に代えさせていただきます。

昨年を振り返ると、上期は感染症の拡大によって二度の緊急事態宣言の発出および延長が行われ、私たちの暮らしや経済に大きな影響を与えました。下期は感染者数が減少し、個人消費に持ち直しの動きが見られたものの、先行きが見通せない状況が続いています。経済が大きな打撃を受けた一方、消費行動や働き方など、あらゆる分野で変化が加速した一年でした。

また、昨年は食用油脂原料の国際相場が未曾有の水準で高騰し、大きな構造変化が起きた一年でもありました。世界的な原料価格高騰は、短期的な需給の逼迫に加え、環境問題に端を発するバイオ燃料需要の拡大など、中長期にわたる要因もあり、原料価格はもとより、食用油そのものの価格水準が大きく変わった年であったと捉えています。原料を取り巻く環境は、今後も予断を許さない状況が続くと予想され、原料相場や為替が短期間で変動する中で難しい舵取りを求められています。

このような状況下、油脂製品の価格改定をお願いせざるを得ない状況となりました。足元では、主産地であるカナダの生産量見通しの下方修正や品質の低下を受け、菜種相場が再び騰勢を強めていますが、弊社では、今後も安全・安心で確かな品質の製品を安定的にお届けしていくため、お客様に丁寧にご説明を重ねていくとともに、弊社の技術力を活かし、お客様にお役立ちできるご提案を強化してまいります。業務用の長持ち油「長徳(R)」シリーズは、おいしさはそのままに、長くご使用いただけることによるコスト効果や使い勝手の良さ、環境負荷低減などの付加価値を高くご評価いただいており、お客様の課題解決に貢献できると考えています。

高付加価値化の推進は、第六期中期経営計画「Transforming for Growth」において、戦略目標として掲げています。先にご紹介した業務用長持ち油の「長徳(R)」に加え、家庭用油脂においては、昨年、紙パック容器を採用し、プラスチック使用量約60%削減を実現した環境配慮型製品JOYL「AJINOMOTO 一番しぼりキャノーラ油」とJOYL「AJINOMOTO 純正ごま油」を発売いたしました。また、JOYL「AJINOMOTO オリーブオイルエクストラバージン」の原料であるオリーブ油の採用基準を見直し、品質への取り組みを強化しています。また、テレビCMに加え、デジタル施策も展開しています。

スペシャリティフード事業においては、既存事業の強化に加え、次の成長の芽である新規領域のプラントベースフードの種まきが完了しました。昨年、プラントベースチーズ(植物性チーズ代替品)とプラントベースバター(植物性バター代替品)の「Violife(ビオライフ)」を上市し、ビーガン、ベジタリアンの皆様のみならず、アレルギーをお持ちのお客様、健康志向のお客様からも、商品特性やおいしさという価値に対し、高い評価をいただいています。本年3月には販売エリアを全国に拡大し、今後、成長が期待される乳系プラントベースフード市場で新たなカテゴリーの構築をめざします。

テクスチャー素材(スターチ)では、厳選された植物素材と独自加工技術を組み合わせ、従来にない機能を備えたテクスチャー素材(スターチ)を新ブランド「TXdeSIGN(R)(テクスデザイン)」としてシリーズ化し、採用事例が拡大しています。また、プラントベースミートについても多くの外食、中食のお客様へ提案しており、これまではテクスチャー素材(スターチ)による食感改良やフレーバーオイル「JOYL PRO(R)(ジェイオイル プロ)」による提案など、プラントベースミートを構成する素材のご提案が中心でしたが、最近では植物性タンパク素材を含め、プラントベースミートをトータルでご提案できる体制が整い、高くご評価いただいています。大豆シート食品「まめのりさん(R)」は、北米を中心に販売が好調に推移するとともに、中東など他の地域での需要も増加しており、過去最高の出荷量を見込んでおります。

弊社の経営基盤を支えるサステナビリティの推進においては、利益の創出に加え、社会課題の解決が求められていると認識しています。CO2排出削減に関しては、2030年度までに2013年度比で50%の削減を目標とするロードマップを策定するとともに、2020年11月にはTCFDに賛同し、社内横断的なプロジェクトを発足させ、気候変動に対するリスクと機会の分析を実施しました。また、国際社会の動向をふまえ、人権や環境問題に取り組むため、昨年9月には国連グローバルコンパクトに署名しました。今後もサステナビリティ委員会を中心として、活動を促進してまいります。

弊社の業務用事業は、これまで長年にわたり支えていただいたお客様との関係が強い基盤となっています。本年はお客様へのお役立ちをさらに進化させることで、この関係が一層強固なものとなるようご提案を行うとともに、家庭用事業においても、弊社がこれまで培ってきた技術力や社会課題解決の取り組みを通して、生活者の皆様のご期待にお応えすることで、第六期中期経営計画の達成にむけ全力で取り組んでまいります。

弊社では昨年、私たちの目指すべき未来、私たちの使命、私たちの価値/存在意義をあらわした、新たな企業理念体系「Joy for Life(R) -食で未来によろこびを-」を制定するとともに、コミュニケーションブランド「JOYL(ジェイオイル)」を新たに導入いたしました。

本年も「おいしさ」×「健康」×「低負荷」で人々と社会と環境へのよろこびを創出してまいりますので、変わらぬご支援をお願い申し上げますとともに、皆様のご繁栄とご健勝を祈念申し上げて新年のご挨拶とさせていただきます。

以上
株式会社 J-オイルミルズ
代表取締役社長 八馬 史尚
配信元: PR TIMES

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