NY株式市場(26日)ダウ平均は節目の3万5000ドルまで調整か⁈ーNY市場は感謝祭明けで半日取引へ
26日のニューヨーク株式市場でダウ平均は急落して取引が始まりそうだ。
26日のアジア市場やヨーロッパ株式市場は、南アフリカで新たに確認された新型コロナの変異株に対する警戒感が強まったことから、軒並み大幅安となっており、世界的なリスクオフムードが広がっている。特に南アフリカで確認された変異株は、「スパイク」と呼ばれるウイルス表面にある突起状のたんぱく質に多くの変異が生じていることから、感染力が強くワクチンが効きにくい可能性があるという。英国など欧州中心に南アフリカや周辺国との渡航制限を強化していることも世界的に広がるリスクオフムードに拍車をかけそうだ。
感謝祭に伴う休場明けとなる26日のニューヨーク株式市場は、感謝祭の翌日で現地時間の13時までの短縮取引となることから、市場参加者が少なく流動性に乏しくなりそう。
ダウ平均は、世界的な同時株安の流れを受けて急落スタートとなりそうだ。寄り付きでは節目の3万5000ドル割れ水準まで下げ足を早める局面も見られそう。朝方の売り一巡後には、100日移動平均線(3万5150ドル)付近で下げ渋れるかどうか、まずは下げ止まりを確認する必要がありそうな1日となる。