NY株式市場(17日)ダウ平均は3万6100ドル台割れか⁈ー連銀総裁らの講演が相次ぐ
17日のニューヨーク株式市場でダウ平均はもみ合いスタートとなりそうだ。
ニューヨーク株式市場では引き続き米国10年債利回りが1.64%付近で強含んでいることから長期金利の上昇懸念から総じて積極的な買いが見送られやすい相場環境が継続しそうだ。ダウ平均は寄り付きで節目の3万6100ドル割れを試す局面が見られそう。取引開始前に発表された10月の住宅着工件数は152万戸と市場予想(157.9万戸)を下回ったことも相場の重しとなりそうだ。取引時間中には、シカゴ連銀のエバンス総裁やアトランタ連銀のボスティック総裁らが相次いで講演に参加することことから、金融政策に関する発言内容には細心の注意が求められよう。
ただ、積極的に売り込む手掛かり材料にも乏しいことから、ダウ平均は底堅く推移しそうだ。特にダウ平均は節目の3万6000ドルに接近する場面では押し目買い意欲の強さも確認されていることから一段と売り込む動きは限定的となりそうな1日となる。