大末建、上期経常は一転12％増益で上振れ着地、今期配当を20円増額修正

　大末建設 <1814> が11月4日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比12.2％増の11.2億円に伸び、従来の8.5％減益予想から一転して増益で着地。
　通期計画の24.8億円に対する進捗率は5年平均の41.0％を上回る45.5％に達した。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比11.4％増の13.5億円に伸びる計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の40円→60円(前期は40円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比35.5％減の3.6億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.2％→2.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社は、株主の皆様への利益還元につきましては、株主の裾野拡大を視野に入れた持続的・安定的な株主還元を念頭に、当期の業績、将来の見通し等を総合的に勘案して決定すべきものと考えており、2022年３月期の中間配当につきましては、直近の配当予想どおり、１株当たり 20 円といたしました。 なお、当社は、配当方針として、2023 年３月期に総還元性向を 30％程度とすることを目指してまいりましたが、今後、更なる企業価値の向上に向けて積極的な成長投資と株主還元を行うという考えのもと、2023 年３月期より配当性向を 50％以上とする方針に変更いたしました。期末配当予想につきましては、これを見据えて前回予想の１株当たり 20 円から倍増し、１株当たり 40 円に修正いたします。