◆ 「スピード違反」が意識され… - 113円前半
注目の米CPIは“好内容(前月比+0.4%/前年比+5.4%)”となり、米10年債利回りは“1.60%”へ突っかけ、ドル円は“113.800円”へ上値を伸ばす場面が見られました。
しかし“超え切れず”となったこともあり、ドル買いが盛り上がることはありませんでした。
このため次第に「スピード違反」が意識される格好となり、調整色を強めていきました。
米10年債利回りは“1.52%”へと低下する中で、ドル円は“113.205円”へと値を落としています。
もっとも“前日安値(112.996円)”には至っていませんので、あくまでも“ポジション調整”と見るのが妥当といえます。
「噂で買って、事実で売る」よろしくといった動きですが、問題はこの後…。
◆ オーダー状況は“上下ガチガチ”?
オーダー状況を見ると、“113.20-00円”には「分厚いドル買いオーダー」が設定されている反面、“113.00円割れ”には「損失確定のドル売りオーダー」が散見されています。
一方で“113.80-114.00円”には「ドル売りオーダー」が分厚く控えているものの、“114.00円超”には「ストップ絡みのドル買いオーダー」が背中合わせで設定されています。
「どちらに抜けるか…?」を鑑みつつ、目先は「当該レンジ内での揺れ動き」と見るのが妥当なように思います。
つまり“113円前半”に押した現状を踏まえると、本日は“押し目買い”優勢の展開を…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:113.949(+2σ)
上値4:113.818(18/12/3高値、10/12-13高値《年初来高値》)
上値3:113.625(ピボット1stレジスタンス、10/13高値後の61.8%戻し)
上値2:113.503(10/13高値後の50%戻し)
上値1:113.432(10/13高値後の38.2%戻し)
前営業日終値:113.252
下値1:113.053(ピボット1stサポート)
下値2:112.996(10/12安値、大台)
下値3:112.912(10/8~10/12の38.2%押し)
下値4:112.855(ピボット2ndサポート)
下値5:112.650(10/4~10/12の38.2%押し、10/8~10/12の50%押し、+1σ)
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