<動意株・13日>(前引け)=新日本電工、アサカ理研、SHIFT
新日本電工<5563.T>=上値追い鮮明。全体軟調相場が続いているにもかかわらず、株価はきょうで7連騰と異彩を放っている。日本製鉄系の合金トップメーカーで足もとの業績は回復色を強めている。21年12月期は従来予想を増額修正し、経常利益段階で前期比58%増の55億円を計画している。ここ非鉄セクターに物色の矛先が向いていることは、同社の株価見直しにもつながっている。また、世界的に脱炭素への取り組みが加速するなかで、水素吸蔵合金で実績が高い同社は、水素貯蔵システムなどへの展開に期待が大きい。燃料電池車普及のカギを握る水素ステーションのインフラ拡充では重要な役割を担うとの思惑がある。
アサカ理研<5724.T>=大幅高で3日続伸。同社は電子デバイスなどから貴金属を回収・精錬する事業を手掛けるが、ここ非鉄市況の高騰で思惑を集めている。21年9月期業績は営業利益段階で前期比4.8倍の4億500万円を計画するが、第3四半期時点で前年同期比7.4倍の3億5500万円に達しており、一段の上振れも視野に入っている。また、株価の急騰性も注目されている。過去には、2014年11月初旬から中旬にかけ連日ストップ高を続け、約2週間で261円から4470円(いずれも分割修正後株価)へ17倍以上に大化けした経緯がある。
SHIFT<3697.T>=急伸。同社は金融・通信などを主要顧客に企業向け基幹システムのソフトウェアテスト(動作確認、品質検査)を展開している。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)シフトが加速するなか、同社のソフトの品質保証サービスが旺盛な需要を捉えている。12日取引終了後に発表した22年8月期の業績予想は、営業利益が57億円(前期比43%増)を見込んでおり、21年8月期の39億9400万円(前の期比70%増)に続き、2期連続で過去最高利益の大幅更新となる。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
アサカ理研<5724.T>=大幅高で3日続伸。同社は電子デバイスなどから貴金属を回収・精錬する事業を手掛けるが、ここ非鉄市況の高騰で思惑を集めている。21年9月期業績は営業利益段階で前期比4.8倍の4億500万円を計画するが、第3四半期時点で前年同期比7.4倍の3億5500万円に達しており、一段の上振れも視野に入っている。また、株価の急騰性も注目されている。過去には、2014年11月初旬から中旬にかけ連日ストップ高を続け、約2週間で261円から4470円(いずれも分割修正後株価)へ17倍以上に大化けした経緯がある。
SHIFT<3697.T>=急伸。同社は金融・通信などを主要顧客に企業向け基幹システムのソフトウェアテスト(動作確認、品質検査)を展開している。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)シフトが加速するなか、同社のソフトの品質保証サービスが旺盛な需要を捉えている。12日取引終了後に発表した22年8月期の業績予想は、営業利益が57億円(前期比43%増)を見込んでおり、21年8月期の39億9400万円(前の期比70%増)に続き、2期連続で過去最高利益の大幅更新となる。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。
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