◆ 「早期の米テーパリング観測」はさらに緩み… - 続落
「FOMC後」が継続する中、昨日は事前予想を下回る「米GDP(前期比+6.5%)」が加わりました。
このため「早期の米テーパリング観測」はさらに緩み、“ドル売り”が進行する場面が目立ちました。
一方で「中国株下落」が止まったことから、“リスク回避→円買い”は後退しています。
さらに利益確定売りにて「米10年債利回りが上昇(一時1.28%)」したことも、“金利選好→ドル売り”を阻害している印象が否めません。
こうして“109.420円”へ押し下げられはしたものの、“崩れる”には至ることなく、昨日の取引を終えています。
◆ それでも「下げ一服観測」の存在は大きい…?
こうして“利回り低下→ドル売り”は囃されやすいものの、“加速する”とはいい難い状況は続いています。
こうした中で米10年債利回りに「下げ一服観測」が台頭している事実を踏まえると、“利回り低下”がどこまで進行するかは疑問です。
そうなるとそれに引っ張られる“ドル売り”も、どこまで進行するかも甚だ微妙ということに…?
本日は「月末(+5・10日)」にも当たっていますので、“ドル買い(実需絡み/ポジション調整共に)”がいつ入っても不思議ではありません。
そして「中国株下落」が再燃でもしない限り、“リスク回避→円買い”が進行する可能性は低い…。
やはり「崩れない」を前提とし、「買い拾いチャンス」を窺いながら、神経質なマーケットと対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:109.955(7/29高値、日足・一目均衡表転換線、大台)
上値4:110.867(7/23~7/29の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:109.735(7/28安値、-1σ、月足・一目均衡表先行スパン下限)
上値2:109.653(20週移動平均線)
上値1:109.597(100日移動平均線)
前営業日終値:109.485(100月移動平均線)
下値1:109.420(7/29安値)
下値2:109.329(7/20高値、日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値3:109.226(-2σ)
下値4:109.036(5/27安値、7/19安値、50月移動平均線、大台、ピボット2ndサポート)
下値5:108.885(200週移動平均線)
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