◆ 今度は逆の“巻き戻し”… - パウエル議会証言
想定通り、「パウエルFRB議長・議会証言」は従来姿勢を貫きました。
『インフレ上昇は一時的』
『向こう数ヶ月続いた後、鈍化する可能性が高い』
『完全に景気が回復するまで緩和策を継続』
昨日は「強い米物価関連指標」や「他国のテーパリング進行(NZ/カナダ)」もありましたが、こうして「米テーパリング観測」は巻き戻されていきました。
米10年債利回りは“1.34%台”へと低下、そしてドル円は“110円割れ”へと押し下げられています。
一方で懸念された「ストップロス」は、現時点で大きく絡んだようには見えません。
このため“下値の堅さ”を意識する向きも少なからず存在しているため、「方向感が定まった」とはいい難い状況も続いています。
◆ 「目先の底を打った」との思惑が根強いだけに…? - 米10年債利回り
米10年債利回りが“さらなる低下”を見せれば、当然、ドル円も“もう一段の下値追い”につながってもおかしくないところではあります。
しかし“1.25%割れ(8日)”を経て「目先の底を打った」との思惑につながっている面もあるだけに、どこまで低下するかは未知数…。
仮に低下しても“1.32%(12日)”辺りで下げ渋るような素振りでも見られれば、再び「底を打った」が台頭してもおかしくない…?
“110円割れ”を見せましたので、再び“押し目買い→戻り売り”への転換が懸念されるのが事実です。
それでも本日は「主要な米経済指標(鉱工業生産/新規失業保険申請件数/NY・フィラデルフィア連銀製造業景気指数I等)」が目白押しであるだけに、現材料のみで“さらなる下押し”と決めつけるのは…?
“さらなる下値追い”に関しては、引き続き“微妙”との認識で臨みたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.513(7/14高値後の76.4%戻し、日足・一目均衡表基準線)
上値4:110.400(7/14高値後の61.8%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス)
上値3:110.308(7/14高値後の50%戻し)
上値2:110.216(7/14高値後の38.2%戻し)
上値1:110.110(週足・一目均衡表転換線、-1σ、7/14高値後の26.4%戻し)
前営業日終値:109.939 (50日移動平均線、大台)
下値1:109.751(月足・一目均衡表先行スパン下限、7/8~7/14の76.4%押し)
下値2:109.684(ピボット1stサポート、-2σ)
下値3:109.532(7/8安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、20週移動平均線、100月移動平均線)
下値4:109.372(100日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:109.297(6/11安値)
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