■新中期経営計画
ハマキョウレックス<9037>は2021年5月11日、2024年3月期を最終年度とする中期経営計画を公表した。計画の目標値は営業収益135,000百万円、営業利益12,100百万円、経常利益12,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7,200百万円、1株当たり当期純利益(EPS)382.76円、営業収益経常利益率9.2%を掲げた。設備投資は9,000百万円とし、ROE10%以上を目指すとしている。
基本的な戦略は、3PL事業を軸とした展開となる。主な施策として物流センター事業は、人手不足の解消及びさらなる生産性向上のため、物流ロボットの導入により入出荷作業の一部を省人化するほか、カメラ認証技術、自動搬送ロボットの活用などを図る。さらに、ラストワンマイルのプラットフォーム構築を進めEC物流を拡大する考えだ。eコマースはコロナ禍のなか急速に拡大しており、今後の期待が大きい。貨物自動車運送事業では、近物レックスのターミナルを活用し、軽貨物車両を利用した宅配サービスの推進を進めるほか、労働環境改善のための運賃是正を今後も推進していく。新規顧客獲得に向けた取り組みとしては、物流センター事業で目標年間受託件数を15社とする。海外戦略としては、国内の顧客満足度を向上させるため、ニーズに応じた海外展開を図るほか、インド国内の完成車の輸送拡大とコールドチェーン物流の開発を促進する方針だ。さらにESG経営にも積極的に取り組んでいく考えで、物流センター事業では太陽光発電システムを導入し、貨物自動車運送事業では二酸化炭素排出量の少ない車両の導入などを進めていく。
■株主還元
2021年3月期の配当金は5円増の75円。中長期的に配当性向30%を目指す
株主還元に関しては、2021年3月期は5円増配し年75円の配当としたが、2022年3月期も増配し年80円の配当を見込む。配当性向は計画どおりなら22.3%に向上する。新中期経営計画には、「中長期的には配当性向30%を目指します」と明記した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
<EY>
ハマキョウレックス<9037>は2021年5月11日、2024年3月期を最終年度とする中期経営計画を公表した。計画の目標値は営業収益135,000百万円、営業利益12,100百万円、経常利益12,400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7,200百万円、1株当たり当期純利益(EPS)382.76円、営業収益経常利益率9.2%を掲げた。設備投資は9,000百万円とし、ROE10%以上を目指すとしている。
基本的な戦略は、3PL事業を軸とした展開となる。主な施策として物流センター事業は、人手不足の解消及びさらなる生産性向上のため、物流ロボットの導入により入出荷作業の一部を省人化するほか、カメラ認証技術、自動搬送ロボットの活用などを図る。さらに、ラストワンマイルのプラットフォーム構築を進めEC物流を拡大する考えだ。eコマースはコロナ禍のなか急速に拡大しており、今後の期待が大きい。貨物自動車運送事業では、近物レックスのターミナルを活用し、軽貨物車両を利用した宅配サービスの推進を進めるほか、労働環境改善のための運賃是正を今後も推進していく。新規顧客獲得に向けた取り組みとしては、物流センター事業で目標年間受託件数を15社とする。海外戦略としては、国内の顧客満足度を向上させるため、ニーズに応じた海外展開を図るほか、インド国内の完成車の輸送拡大とコールドチェーン物流の開発を促進する方針だ。さらにESG経営にも積極的に取り組んでいく考えで、物流センター事業では太陽光発電システムを導入し、貨物自動車運送事業では二酸化炭素排出量の少ない車両の導入などを進めていく。
■株主還元
2021年3月期の配当金は5円増の75円。中長期的に配当性向30%を目指す
株主還元に関しては、2021年3月期は5円増配し年75円の配当としたが、2022年3月期も増配し年80円の配当を見込む。配当性向は計画どおりなら22.3%に向上する。新中期経営計画には、「中長期的には配当性向30%を目指します」と明記した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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