海運大手の上昇目立つ、中国経済指標好調で市況改善期待が再燃◇
日本郵船<9101.T>が一時150円高の4765円に買われたほか、商船三井<9104.T>も145円高の4645円まで上値を伸ばし、海運セクターは業種別騰落率でも値上がり上位に食い込んでいる。欧米では新型コロナワクチンの普及が進み、感染者数の減少が顕著となっている。経済活動の正常化期待から、グローバル物流を担う海運は収益環境に吹く追い風が意識されている。ここばら積み船市況の運賃動向を表すバルチック海運指数は水準を切り下げているものの、足もとでは発表された中国の5月の製造業PMIが好調で、物流需要が活性化するとの思惑が海運株の上昇を後押ししている。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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