堺化学、前期経常が上振れ着地・今期は27％増益、25円増配へ

　堺化学工業 <4078> が5月13日後場(14:20)に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比4.7％減の40.1億円になったが、従来予想の31億円を上回って着地。22年3月期は前期比27.1％増の51億円に拡大する見通しとなった。

　同時に、今期の年間配当は前期比25円増の40円に大幅増配する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比43.0％増の12.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.2％→5.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2021年３月期通期における連結業績につきましては、堅調に推移した有機化学品や衛生材料などが業績の下支えをするとともに、期末にかけて化粧品材料を除く製品が回復基調で推移しました。また、期末において繰延税金資産の回収可能性を検討し、繰延税金資産を追加計上しました。これらの結果、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表予想数値を上回りました。