NY株式市場(6日)米国10年債利回りは1.7%割れが続く−IMFは今年の世界GDP予測を+6%に上方修正
6日のニューヨーク株式市場でダウ平均は、前日に過去最高値を更新した反動から利益確定売りが先行して取引が始まりそうだ。寄り付きでは、3万3500ドル台を割り込む場面も見られよう。
ただ、米国10年債利回りは1.7%割れが続いていることからハイテク株は底固さが目立ちそう。引き続き、先週発表された雇用統計などマクロ指標が好調だったことから米国景気の回復期待が根強い相場環境は続きそうだ。
IMF=国際通貨基金は6日、世界経済見通しで今年の成長率見通しを+6.0%に上方修正した。このうち、過去最大規模の財政出動やコロナワクチンの接種が進んでいる米国の成長率は6.4%に上方修正となり、改めて景気回復の進捗度合いを確認した格好だ。
ダウ平均も直近までの上昇トレンドは崩れていないことから、ひとまずポジション調整の範囲内に収まることを想定しておきたい1日となる。