NYコラム(8日)米国10年債利回りが再び一時1.6%台乗せ−ハイテク株安に警戒感が残る
8日のニューヨーク株式市場でダウ平均は買い先行で取引が始まりそうだ。
先週末に発表された雇用統計が市場予想を上回ったことから戻りを試す展開となったダウ平均は、引き続きアメリカ経済の回復に対する期待感から良好な地合いを引き継ぎ上昇余地を探る動きが見られるだろう。週末には米上院で1.9兆ドル規模のコロナ対策法案が可決したことも、ダウ平均が上昇余地を探る動きを後押ししそうだ。
ダウ平均は、先週末の日中高値(3万1580ドル)を強く意識しながら寄り付きを迎えたあとは、3万1600ドル台が視野に入るだろう。
ただ、日本時間の夕方には米国10年債利回りが再び一時1.6%台に乗せる場面が見られており、ハイテク株中心に米長期金利の動向に警戒感が根強い相場環境となろう。ダウ平均もナスダック総合株価指数が先週末の大幅高の反動で上昇一服となれば、相場の上値は限定的にならざるを得ない相場展開が続きそうな1日となる。
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