河合楽、今期最終を一転黒字に上方修正、未定だった配当は55円実施

　河合楽器製作所 <7952> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比67.1％減の6.5億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の5億円の赤字→9億円の黒字(前期は15.4億円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の3.8億円→17.8億円(前年同期は1.1億円)に4.7倍増額し、増益率が3.4倍→16倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は55円(前期は55円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比2.7倍の15.3億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.5％→8.9％に大幅改善した。

株探ニュース