武蔵精密、今期経常を3.9倍上方修正、配当も5円増額

　武蔵精密工業 <7220> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比62.8％減の24.6億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の13億円→51億円(前期は71.1億円)に3.9倍上方修正し、減益率が81.7％減→28.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の44.2億円→82.2億円(前年同期は31.5億円)に85.9％増額し、増益率が40.3％増→2.6倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の20円→25円(前期は31.5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の55.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.2％→8.7％に大幅改善した。

株探ニュース