ニチレキ、今期経常を13％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

　ニチレキ <5011> が2月4日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の80億円→90億円(前期は62.2億円)に12.5％上方修正し、増益率が28.5％増→44.6％増に拡大し、従来の7期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の47.5億円→57.5億円(前年同期は48.3億円)に21.0％増額し、一転して19.0％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の36円→38円(前期は34円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期通期連結業績につきましては、原材料価格が低位にある中で、「長寿命化・高性能化」「環境負荷低減」などに寄与する高付加価値製品の販売が好調であること、また、道路インフラ老朽化対策工事などが順調に推移し工事原価も改善していることから、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前回発表予想を上回る見込みです。

　　当社は、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様に対しては安定した配当を継続していくことを基本方針としております。　上記業績予想の修正を踏まえ、2021年3月期の期末配当につきましては、前回予想の１株あたり36円から２円増配して1株あたり38円といたします。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、実際の業績は、様々な要因により記載の予想数値とは異なる結果となる可能性があります。