決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】引け後 … ＨＩＳ、ヤーマン、ＨＥＲＯＺ (12月11日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の12月10日から11日の決算発表を経て14日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.3　ミサワ <3169>
　21年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比24.0％減の5億1700万円に減り、通期計画の5億3700万円に対する進捗率は5年平均の143.2％を下回る96.3％にとどまった。

▲No.5　ＨＩＳ <9603>
　20年10月期の連結経常損益は312億円の赤字(前の期は170億円の黒字)に転落したが、従来予想の360億円の赤字を上回って着地。

▲No.6　ＨＥＲＯＺ <4382>
　21年4月期第2四半期累計(5-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比38.2％減の1億4700万円に落ち込んだが、通期計画の2億2000万円に対する進捗率は66.8％に達し、前年同期の58.9％も上回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<6630> ヤーマン 　　　東１ 　 -13.65 　 12/11　　上期　　　141.62
<3475> グッドコムＡ 　東１ 　 -12.24 　 12/11　本決算　　　　9.80
<3169> ミサワ 　　　　東１ 　 -12.05 　 12/11　　　3Q　　　-23.97
<3524> 日東網 　　　　東１　　 -3.47 　 12/11　　上期　　　 19.33
<9603> ＨＩＳ 　　　　東１　　 -3.14 　 12/11　本決算　　　　　－

<4382> ＨＥＲＯＺ 　　東１　　 -1.05 　 12/11　　上期　　　-38.24
<3539> ＪＭＨＤ 　　　東１　　 -0.91 　 12/11　　　1Q　　　 85.96
<3458> ＣＲＥ 　　　　東１　　 -0.69 　 12/11　　　1Q　　　 96.55

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした14日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース