<動意株・19日>(大引け)=GW、No.1、日金属など

No.1<3562.T>=後場急動意しストップ高。同社は中小企業向けを中心にOA機器やサーバーなどの販売及びメンテナンスを展開し、自社企画で利益率の高い情報セキュリティー商品も手掛ける。業績も絶好調で21年2月期は営業利益段階で前期比56%増の5億6300万円を見込んでいる。そうしたなか、きょう前場取引終了後に24年2月期を最終年度とする新・中期計画を発表した。24年2月期の売上高は155億円(前期実績88億1800万円)、営業利益は12億8000万円(同3億6100万円)という高い数値目標を掲げており、これを材料視する形で投資マネーが流入した。
日本金属<5491.T>=大幅高で4日続伸。同社は18日、21年5月に施行される欧州医療機器規則(MDR)コバルト規制に対応する注射針向けステンレス鋼「NK-304NKM」を11月30日から出荷する予定だと発表しており、これが材料視されているようだ。MDRは欧州で医療機器を販売するための規則で、従来の医療機器指令をより厳格にした承認制度。来年5月のコバルト規制は同社顧客の使用量全体の約13%に当たり、既にそのうちの約6%に相当する物量の打診が同社に入っているとしている。
サイバーエージェント<4751.T>=4日ぶり反発。18日の取引終了後、保有するBASE<4477.T>株式45万1000株を同日付で売却することを明らかにしており、これが好材料視されている。BASE株式の売却に伴い、21年9月期第1四半期に売上高44億6900万円(売却額)、営業利益41億3700万円(売却益)を計上する予定という。なお、現時点では不確定要素が多いため、通期業績予想は修正しないとしている。
KYCOM<9685.T>=上値指向。通信や公共向け中心にシステムの受託開発を手掛け、データ関連サービスでも実績が高い。システム開発は官公庁向けで受注を伸ばしており、菅首相の政策骨子の一つであるデジタル行政の推進では同社に活躍余地が高まるとの思惑がある。コロナ禍にあっても業績に陰りはなく、21年3月期営業利益は前期比47%増益を予想しており、好業績を見直す形でここにきて買いの勢いが増している。時価総額50億円前後と小型でなおかつ信用買い残も少なく、株式需給面でも足の軽さが意識されている。
NexTone<7094.T>=急反発。18日の取引終了後、欧州の著作権管理事業者であるSACEM、SDRM及びIMPELと同社管理作品の海外利用における著作権使用料の徴収に関する徴収代行契約を締結すると発表しており、これを材料視する買いが入っている。今回の徴収代行契約は、国際ネットワークを使った海外での使用料の徴収分配のためのフレームワークを構築し、権利者からも要望が大きい同社による新たな海外展開スキーム提案の第一歩とすることを目的としている。これにより、同社は21年4月1日から海外における同社管理作品の演奏権及び録音権、デジタルの利用許諾から使用料の徴収が可能になるとしており、来期以降の業績寄与が期待されている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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