農業総研、前期経常を一転黒字に上方修正

　農業総合研究所 <3541> [東証Ｍ] が10月7日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年8月期の経常損益(非連結)を従来予想の3500万円の赤字→4600万円の黒字(前の期連結は2000万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上し、2.3倍増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の経常損益も従来予想の2700万円の赤字→5400万円の黒字(前年同期連結は4800万円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上し、12.5％増益計算になる。

　同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

　※今期から非連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　新型コロナウイルス感染症による巣ごもり消費や内食需要の拡大を背景とした青果需要の高まりから、売上高は想定を上回る水準で推移いたしました。利益につきましては、前回発表した予想に流通総額のさらなる拡大に備えた追加投資や新型コロナウイルス関連対応費用を反映しておりましたが、前述の通り、売上高が想定を上回る水準で推移したこと、緊急事態宣言下に伴う営業自粛による事業経費の未消費があったことから、利益が増加し黒字に転換する見込みになったため、前回公表した業績予想を上記のとおり修正するものであります。※上記の業績予想につきましては、本資料発表時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因により予想数値と異なる場合があります。