売り方の買戻し優勢で株価は2018年以来の水準を回復へ
【事業内容】
合成ゴムの大手で天然ゴムとの相容性に優れるエラストマーを用いたタイヤ用が主力だが、半導体用のフォトレジストや次世代リソグラフィー材料、エッジコンピューティング用のARTON樹脂などの電子材料を手がける。リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの電池バインダー開発も。
【業績面】
業績面においては7/30に第1Q決算発表を行い、売上高は22.0%減収、営業利益は77.1%減益と大幅な減収減益で着地。さらに9/14には事業構造改革を断行し、ディスプレイソリューション事業の再編を図ることとなった。自動車向けのタイヤやベルトとおいった主力のエラストマ―の数量が緩やかにでも改善に向かえば業績は回復に転じるとみられる。さらにはライフサイエンス事業の診断試薬材料やバイオ医薬品の創薬・製造プロセス材料の収益貢献と将来の成長性が期待される。
【株価動向】
株価はコロナショックを機に3/13、3/17と安値1452円まで下値を叩いたが、7月にはコロナショック以前の水準を回復して年初来高値を更新。減収影響の大きかった自動車向けタイヤなどは大型SUVやトラックなどを中心に自動車産業の稼働は回復してきており、エラストマー事業の改善期待が株価を押し上げる。信用需給は売り長で、業績回復への疑心暗鬼が窺えるが、買戻しを迫られた投資家が踏み上げられている状況とみられる。
関連銘柄
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