米ドル/円、戻り売り戦略がワークしそう

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最新投稿日時:2020/09/25 11:29 - 「米ドル/円、戻り売り戦略がワークしそう」(津田隆光)

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米ドル/円、戻り売り戦略がワークしそう

著者:津田隆光
投稿:2020/09/25 11:29

上値トライは限定的か

米ドル/円・日足・複合チャート
米ドル/円・日足・複合チャート出所:マネースクエアFXチャート

【注目ポイント】21日MA(≒105.600円)上抜け突破成否
【見通し1】上抜け突破なら、「106.150円」付近までの戻りも
【見通し2】上値抑制なら、「104.500円」付近までの下押しを想定
【投資戦略アイデア】戻り売り戦略

21日に直近安値となる「104.000円」を付けた後、一旦の反発フローとなっている米ドル/円。

上図チャートを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が右肩下がりであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態となっている(上図黄色丸印)こと、3) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、4) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが21日MAに向かって収縮する“スクイーズ”の兆しが見られること、そして、5) DMI(方向性指数)で-DI>+DIとなっている(上図青色点線丸印)ことから、米ドル/円・日足チャートでは、上方硬直性相場が継続中であると判断します。

25日時点のローソク足が上値抵抗帯の雲として機能する先行スパンの中に入り込んでいる状態の中、喫緊の注目ポイントは、そのローソク足が約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MA(≒105.600円、上図黄色矢印)を上抜け突破できるか否か。

これからの時間にかけて、仮にローソク足が同MAを上抜け突破した場合は、もう一段の上値トライとなる可能性も。その場合は、BB・+1σライン(≒106.150円)付近までの戻りを想定すべきでしょう。

一方で、ローソク足が同MAで上値を抑制される相場展開となった場合は、「上値固め」→「上値抵抗圧力の増大」→「再度下押しフロー」となる可能性も。その場合は、再度「105.000円」割れが示現し、BB・-2σライン(≒104.500円)付近までの下押しとなる可能性もありそうです。

上記いずれのケースであったとしても、現状では米ドル/円・週足チャートが緩やかな下降トレンドを示唆するチャート形状となっていることから、当面は戻り売り戦略がワークする相場展開となりそうです。

津田隆光
マネースクエア チーフマーケットアドバイザー
配信元: 達人の予想

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