◆ 欧州通貨は動けども、ドル円は動かず…
注目のECB理事会は『据え置き(0.00%)』となり、『追加緩和』は見送られました。
その上で『GDP見通し引き上げ』は行われましたが、『ユーロ高牽制』が行われることはありませんでした。
この影響で“ユーロ買い”が先行し、ユーロドルは一時“1.19167ドル”へと駆け上がりました。
しかし「合意なきBrexit」への思惑から“ポンド売り”が加速すると、ECB後の急伸分全てを吐き出す“往って来い”を演じ、元いた水準へと押し戻されていきました。
一方で欧州通貨が“激しく揺れ動いた”のに対し、ドル円は“静か”なものでした。
ユーロ急伸時には“円買い”で、ポンド急落時には“円売り”で反応したように、“マチマチ”の印象が拭えないからです。
このため“方向感が定まっている”とはいいがたく、“106円前半”を中心とした動きから抜け出せずにいます。
◆ 引き続き“上値の重さ”は意識されるが…?
「米株式反落(NYダウは△400ドル超)」に、前記「合意なきBrexit」への思惑を考えれば、目先は“リスク回避姿勢”を意識せざるを得ないのは事実です。
このため“上値の重さ”も引き続き意識されると見られますが、それでいて“方向感定まらず”は続いています。
来週は「FOMC(15-16日)」「日銀会合(16-17日)」「英BOE委員会(16-17日)」とリスクイベントが目白押しであり、テクニカルも“20日移動平均線/同基準線/転換線”が密集(105.00-10円)する中、“50日移動平均線(同106.288円)”が蓋をしています。
“日足・一目均衡表の雲(105.655-107.014円)”内での推移ということを考えれば、週末でもある本日は「無理をする局面ではない」…!?
「抜けるならば上方向」との見方は変わっていませんが、本日に関しては「来週に向けた下準備」と見ておくべきかもしれません。
少なくとも「大きくは崩れない」を意識しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.835(100日移動平均線、20週移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:106.697(週足・一目均衡表先行スパン下限、月足・一目均衡表転換線、+2σ)
上値3:106.545(9/3-4高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:106.385(9/7-8高値、+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:106.293(9/10高値、50日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:106.134(日足・一目均衡表基準線/転換線)
下値1:105.979(9/10安値、20日移動平均線、大台、ピボット1stサポート)
下値2:105.854(週足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値3:105.746(-1σ、9/9安値、8/28~9/3の61.8%押し)
下値4:105.655(日足・一目均衡表先行スパン下限、ピボットローブレイクアウト)
下値5:105.592(9/1安値)
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