萩原工業<7856>は7日、2020年10月期第3四半期(19年11月-20年7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.9%減の204.62億円、営業利益が同0.6%減の19.35億円、経常利益が同19.8%増の22.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同23.5%増の15.76億円となった。
合成樹脂加工製品事業の売上高は前年同期比3.8%減の170.17億円、営業利益は同12.9%増の15.54億円となった。シート関連、粘着テープ用基材は上半期の資材確保の動きから減速に転じ、また、物流需要の低迷が続くフレキシブルコンテナバック、工事延期の影響が見られる人工芝用原糸も不調に終わった。一方コンクリート補強繊維「バルチップ」は、北米向けを除き総じて順調で増収を確保した。インドネシア子会社のハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ及び中国子会社の青島萩原工業有限公司とも、現在は通常通りに稼働しているが、生産品の需要減退により減収となった。国内子会社の東洋平成ポリマーは、売上は伸び悩んだがフィルム事業の利益率改善により収益を確保した。
機械製品事業の売上高は前年同期比24.0%減の34.45億円、営業利益は同33.1%減の3.81億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による移動制限のため、製品納入の延期が相次ぎ、売上の一時的減少が生じている。大手企業での環境対応投資向けで、リサイクル用途での高濾過タイプのスクリーンチェンジャーの需要など前向きな動きも出ているが、全体では減収となった。
2020年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.5%減の283.00億円、営業利益が同10.1%減の24.50億円、経常利益が同4.2%減の27.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.7%減の18.40億円とする6月8日に修正した業績予想を据え置いている。
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合成樹脂加工製品事業の売上高は前年同期比3.8%減の170.17億円、営業利益は同12.9%増の15.54億円となった。シート関連、粘着テープ用基材は上半期の資材確保の動きから減速に転じ、また、物流需要の低迷が続くフレキシブルコンテナバック、工事延期の影響が見られる人工芝用原糸も不調に終わった。一方コンクリート補強繊維「バルチップ」は、北米向けを除き総じて順調で増収を確保した。インドネシア子会社のハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ及び中国子会社の青島萩原工業有限公司とも、現在は通常通りに稼働しているが、生産品の需要減退により減収となった。国内子会社の東洋平成ポリマーは、売上は伸び悩んだがフィルム事業の利益率改善により収益を確保した。
機械製品事業の売上高は前年同期比24.0%減の34.45億円、営業利益は同33.1%減の3.81億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による移動制限のため、製品納入の延期が相次ぎ、売上の一時的減少が生じている。大手企業での環境対応投資向けで、リサイクル用途での高濾過タイプのスクリーンチェンジャーの需要など前向きな動きも出ているが、全体では減収となった。
2020年10月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.5%減の283.00億円、営業利益が同10.1%減の24.50億円、経常利益が同4.2%減の27.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.7%減の18.40億円とする6月8日に修正した業績予想を据え置いている。
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