スクロール急動意、巣ごもり消費追い風に波状的な投資資金流が入続く

　スクロール<8005.T>が急動意、一時５１円高の７７４円まで値を飛ばす場面があった。同社は若い女性層を主要顧客ターゲットとして衣料品や生活雑貨などのカタログ通販を手掛けているが、新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした巣ごもり需要の拡大で、足もとの収益環境に追い風が強まっている。２１年３月期営業利益は従来予想の１９億円から３４億円（前期比５９％増）に大幅増額している。８月初旬に業績上方修正がサプライズとなって連日マドを開けて急騰、その後はいったん調整を入れたが目先筋の利益確定売りをこなし再浮上してきた。ＰＥＲは依然として１３倍前後と割高感はなく、波状的な投資資金の流入が続いている。

出所：MINKABU PRESS