ＮＩＳＳＨＡ、今期税引き前を一転黒字に上方修正、未定だった配当は30円実施

　ＮＩＳＳＨＡ <7915> が8月6日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結税引き前損益は11.5億円の赤字(前年同期は67.2億円の赤字)に赤字幅が縮小し､従来の42億円の赤字予想からも赤字幅を縮小して着地。
　併せて、通期の同損益を従来予想の27億円の赤字→12億円の黒字(前期は166億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結税引き前損益は23.5億円の黒字(前年同期は102億円の赤字)に浮上する計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は30円(前期は35円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結税引き前損益は22.2億円の赤字(前年同期は40.2億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-10.2％→-6.2％に大幅改善した。

株探ニュース