◆ 流動性低下の中… - “105円台”に続落
「米中懸念悪化」を警戒する声を背景に、先週末にかけて「リスク回避姿勢」が先行しました。
「円買い⇔ドル買いの綱引き」が先行しやすい地合いといえますが、ただ先週末はこれに東京市場休場を背景にした「流動性低下」が加わりました。
さらに「仕掛け的な動き」も見え隠れしており、ストップロスを絡めたドル円は“105.677円”へと下落、一方で対円での“ドル売り”が波及したユーロドルは、2018年9月以来となる“1.16574ドル”へと駆け上がっています。
◆ テクニカル的にはいいところはないが…?
「円買い⇔ドル買いの綱引き」という構図が崩れてしまった以上、目先の「リスク回避姿勢」は“円買い”を促しやすいと見るのが自然です。
このため“上値の重さ”がより顕著となり、“下値余地を探る”に傾斜しやすいのは否めないところがあります。
“前記安値(105.677円)”を割り込めば、“3/9~3/24の61.8%押し”と合致する“3/16安値(105.140円)”まで主だったサポートラインも存在しないため、注意が必要です。
それでも冒頭で記した「米中懸念悪化」の発端となった「総領事館閉鎖」に関しては、『米大統領選を控えたパフォーマンス』との見方が少なからず存在しています。
つまり「本格的な衝突」へ発展するかは未知数といわざるを得ず、それでいて「FOMC(28日-29日)」が迫るというスケジュール感です。
つまり「このまま下値を探るかは微妙」「利益確定が入りやすい」と見ることも可能…?
テクニカル的にいいところがなく、「一旦様子見(丁寧に買い拾うは見送り)」とせざるを得ないのは事実ですが、「悲観する必要なし」と見ながら“ことの成り行き”を見極めたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:106.872(7/24高値、日足・一目均衡表基準線、7/1~7/24の50%戻し、7/20~7/24の61.8%戻し)
上値4:106.697(週足・一目均衡表基準線、100月移動平均線、月足・一目均衡表転換線、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値3:106.602(7/20~7/24の50%戻し、7/1~7/24の38.2%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値2:106.383(7/20~7/24の38.2%戻し)
上値1:106.241(-2σ)
前営業日終値:106.081(大台)
下値1:105.832(7/24安値後の61.8%押し)
下値2:105.677(7/24安値)
下値3:105.548(ピボット1stサポート)
下値4:105.140(3/16安値、3/9~3/24の61.8%押し)
下値5:105.000(大台、ピボット2ndサポート)
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