上値指向強めるテーマ株が再び上場来高値更新狙う
【事業内容】
インターネットの有害情報遮断、情報漏洩防止等のフィルタリングソフトで国内トップ。他業種との連携推進し、野村総研系のエヌ・アール・アイ・セキュアテクノロジーズ(株)と提携関係にある。
【業績面】
業績面においては5/8に本決算発表を行い、前期は売上高3.4%減収、営業利益は11.4%減益で着地したが、今期は一転して大幅増収増益を見込む。公共向けの大型案件剥落があったものの、社会全体でのクラウド化普及に伴う増加やテレワーク普及によりセキュリティ需要もともに拡大。また、ビデオチャットなどのビジネスツールも提供するなど、社会全体の構造変化と需要拡大の流れをふまえると底知れぬ成長余地の大きさを窺わせる。
【株価動向】
株価は3/23に安値3625円をつけた後は順調に戻り歩調をたどり、上記決算発表を機に上昇が加速した。2019年8月に業績面での成長頭打ち感から下落基調だったが、コロナショックを機に底入れしたとみられ、再び上場来高値更新をめざした動きを見せている。足元で政府のサイバーセキュリティ戦略本部会合が開催されたことなどからもテーマ性を帯びた物色も加わりそうだ。
関連銘柄
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