◆ 前日とは一変、“ドル買い”優勢 - “107円半ば”へ
ECB理事会を挟んで“ユーロ買い”が強まる場面も見られたものの、昨日は“ドル買い”が優勢でした。
一旦の材料出尽くしとなった「中国経済指標」、マチマチではあるものの雇用回復への不透明感が意識された「米経済指標」等が、「株高の緩み」へとつながったからです。
さらに「前日の巻き戻し」も加わったことから、“円買い”“ドル買い”の力関係は後者に軍配が上がったことで、ドル円は“107.399円”へと押し上げられていきました。
◆ まだ「方向感定まらず」は変わらないが、それでも…?
“リスク回避→ドル買い”が復活した格好になりますので、“下値は限定的”がより意識されやすくなったと見るのが自然です。
このため“もう一段の上値追い”も期待されるところですが、ただ昨日も記したように「センチメントとは移ろいやすい」ものでもあります。
「(押すところあれば)丁寧に買い拾う」はいいとしても、 「(高いところを)付いていく」に踏み込めるかはまだ微妙…?
それでも本日は「EU首脳会議(17-18日)」が予定されており、「コロナ復興基金設立」を巡っては“難航”も想定されています。
そうした中、一昨日には筆者想定と“逆”の動きを見せた「(ユーロに対する)ドルと円の感応度」ですが、昨日は“想定通り”の動きを見せました。
どっちに転ぶかは“ことの成り行き”を見極める必要がありますが、少なくとも本日も「ユーロ動向に要注目」「ドルと円の感応度の違いが重要」との認識は、持っておく必要がありそうです。
個人的には“ドル優勢”を期待し、ただし“決め打ち”はせず、それでも“急変動”を警戒しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.861(月足・一目均衡表基準線、+2σ)
上値4:107.787(7/7-8高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:107.660(20週移動平均線)
上値2:107.540(100/50日移動平均線、+1σ、7/1~7/10の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.424(7/14高値、7/16高値)
前営業日終値:107.268(20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
下値1:107.117(日足・一目均衡表基準線)
下値2:107.000(大台)
下値3:106.925(-1σ、ピボット1stサポート)
下値4:106.832(7/16安値)
下値5:106.643(7/10安値、7/15安値、週足・一目均衡表基準線、100月移動平均線、月足・一目均衡表転換線、-2σ、ピボット2ndサポート)
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