■ウェーブロックホールディングス<7940>の業績動向
3. 財務状況
2020年3月期末の総資産は前期末比336百万円減の29,144百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が323百万円増加し、営業債権が321百万円減少した。また、固定資産では減価償却が進んだことにより有形固定資産が254百万円減少したほか投資有価証券が187百万円減少した。
負債合計は前期末比1,137百万円減少の17,066百万円となった。未払法人税等が259百万円、未払消費税等が212百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債が1,796百万円減少したことによる。純資産は前期末比800百万円増加の12,078百万円となった。配当金支出278百万円があったが、親会社株主に帰属する当期純利益1,108百万円の計上により利益剰余金が増加した。
経営指標を見ると、有利子負債の削減が順調に進んでおり、有利子負債比率が前期末の87.0%から66.3%まで低下した。ここ数年は設備投資を減価償却の範囲内に抑え、財務体質の改善に取り組んできたことが奏功している。自己資本比率についても41.3%と年々上昇している。一方、収益性について見ると、売上高営業利益率が5%台と安定した水準で推移している。前述したように同社の事業領域が幅広く、特定業種の好不況の影響を受けにくいことが一因と見られる。財務体質の改善が一定程度進んできたことから、今後は再度、成長を図るための攻めの投資を行う体制が整ったと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況
2020年3月期末の総資産は前期末比336百万円減の29,144百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が323百万円増加し、営業債権が321百万円減少した。また、固定資産では減価償却が進んだことにより有形固定資産が254百万円減少したほか投資有価証券が187百万円減少した。
負債合計は前期末比1,137百万円減少の17,066百万円となった。未払法人税等が259百万円、未払消費税等が212百万円それぞれ増加した一方で、有利子負債が1,796百万円減少したことによる。純資産は前期末比800百万円増加の12,078百万円となった。配当金支出278百万円があったが、親会社株主に帰属する当期純利益1,108百万円の計上により利益剰余金が増加した。
経営指標を見ると、有利子負債の削減が順調に進んでおり、有利子負債比率が前期末の87.0%から66.3%まで低下した。ここ数年は設備投資を減価償却の範囲内に抑え、財務体質の改善に取り組んできたことが奏功している。自己資本比率についても41.3%と年々上昇している。一方、収益性について見ると、売上高営業利益率が5%台と安定した水準で推移している。前述したように同社の事業領域が幅広く、特定業種の好不況の影響を受けにくいことが一因と見られる。財務体質の改善が一定程度進んできたことから、今後は再度、成長を図るための攻めの投資を行う体制が整ったと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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(+1.30%)
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