◆ “ユーロ主導のドル買い”も加わり… ― 107円半ばへ続伸
「新型コロナ感染第2波」に伴う“有事のドル買い”が進行する中、昨日は『ECB、ユーロ圏以外の中銀にユーロの流動性を提供』との報が跳び出しました。
このため「ユーロ需給悪化」に伴う“ユーロ主導のドル買い”も加わり、ユーロドルが“1.12ドル”を割り込む中で、ドル円は“107.450円”へと上昇する場面を見せました。
一方で『米金融当局、金融規制を一部緩和』との報を背景に、NYダウは“反発(+300ドル弱)”、ナスダックは“大台回復(10,000ポイント)”を見せています。
このため“有事のドル買い”が勢いを増すことはなく、“さらなる上値模索”に発展することもありませんでした。
◆ 波乱要因は「スポット最終応当日」だが…?
「週跨ぎの不透明感(週末にリスクが加速する可能性)」を考えれば、“ポジション維持”を無理にこだわる必要はないと見るのが自然です。
これに「スポット取引の月末(四半期末)最終応当日」に絡んだ“特殊フロー”が重なるようなことがあれば、“107円割れ”へと押し戻される展開も想定しておかなければならないところです。
しかし“日足・一目均衡表先行スパン上限-昨日高値(107.394-450円)”に展開する「ドル売りオーダー」がかなりの厚さをもっているように、“大台-同転換線(107.00-106.854円)”に控える「ドル買いオーダー」も相当なものと見られます。
「方向感定まらず」への懸念は拭えませんが、「新型コロナ感染第2波」が週末に加速する可能性を考えれば、“リスク回避姿勢→ドル買い”は一定以上が残る…?
引き続き「下値達成感が浮上してもおかしくない」を踏まえつつ、「神経質な保ち合い」と対峙したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.728(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:107.636(6/16高値、20日移動平均線)
上値3:107.514(6/5~6/23の38.2%戻し)
上値2:107.450(6/25高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.394(日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
前営業日終値:107.167(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値1:107.000(大台)
下値2:106.892(6/25安値、日足・一目均衡表転換線、6/23~6/25の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:106.761(6/23~6/25の50%押し)
下値4:106.697(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、-1σ)
下値5:106.598(6/23~6/25の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
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