ネクスグループ<6634>のIoT関連事業売上高の約70%がUSBドングル(携帯電話回線をUSBインターフェースを介してデータ通信する端末)の販売による。USBドングルは、パソコンにUSB接続すればインターネットにアクセスでき、ATMのバックアップ回線やゲーム機器、デジタルサイネージなどの汎用通信モジュールとしても利用されている。
国内BtoB領域のUSBドングルでは同社が最大のシェアを有し、NTTグループ、加賀電子などが主な販売先となる。
19年11月からはNTTドコモでも取り扱いが開始されている。USBドングルの製造は中国の下請け企業で行っており、新型コロナの影響で2月頃には調達が停滞する時期もあったが、現在は仕入れは問題なくできるようになっている。需要面ではテレワークによりUSBドングルのニーズが増加しており、足元の販売状況は好調である。中長期的にも5G対応製品への買い替え需要や、19年8月からは米政府機関が華為技術(Huawei)や中興通訊(ZTE)を含む中国系通信機器メーカー5社からの調達を禁ずる措置を発効しており、これらメーカーの部品を利用していない同社製品のニーズは増しており、今後2~3年販売は拡大傾向が続くと思われる。
このほか、5月には子会社ケア・ダイナミクスの株式を譲渡し、72百万円を受領した。この資金については、次世代通信規格5G関連製品の開発および、エッジAI端末「NCXX AI BOX」の開発に投下し、テレワーク拡大を着実に成長機会に結び付けられるよう商品・サービスの強化を図っている。
(執筆:フィスコアナリスト)
<ST>
国内BtoB領域のUSBドングルでは同社が最大のシェアを有し、NTTグループ、加賀電子などが主な販売先となる。
19年11月からはNTTドコモでも取り扱いが開始されている。USBドングルの製造は中国の下請け企業で行っており、新型コロナの影響で2月頃には調達が停滞する時期もあったが、現在は仕入れは問題なくできるようになっている。需要面ではテレワークによりUSBドングルのニーズが増加しており、足元の販売状況は好調である。中長期的にも5G対応製品への買い替え需要や、19年8月からは米政府機関が華為技術(Huawei)や中興通訊(ZTE)を含む中国系通信機器メーカー5社からの調達を禁ずる措置を発効しており、これらメーカーの部品を利用していない同社製品のニーズは増しており、今後2~3年販売は拡大傾向が続くと思われる。
このほか、5月には子会社ケア・ダイナミクスの株式を譲渡し、72百万円を受領した。この資金については、次世代通信規格5G関連製品の開発および、エッジAI端末「NCXX AI BOX」の開発に投下し、テレワーク拡大を着実に成長機会に結び付けられるよう商品・サービスの強化を図っている。
(執筆:フィスコアナリスト)
<ST>
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
---|---|---|
6634
|
99.0
(11:07)
|
-2.0
(-1.98%)
|
関連銘柄の最新ニュース
-
12/25 10:56
-
12/17 16:48
-
12/17 10:26
-
12/16 15:30
-
12/14 08:30
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 11:32
-
-
今日 11:32
-
今日 11:31
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /