医学生物が4000円台復帰、新型コロナ抗体測定試薬で思惑再燃
医学生物学研究所<4557.T>が3日ぶり反発。一時175円高に買われ4000円台に再び乗せてきた。自己免疫疾患など難病領域に高い実績を有するバイオベンチャーで、臨床検査薬や研究試薬などを製造し、業績は売上高、利益ともに高成長路線を走っている。20年3月期業績はテトラマー試薬が伸びる一方、コスト面の取り組みが功を奏し、営業利益は前の期比2.7倍に急拡大した。発射台が一気に高くなったにもかかわらず、21年3月期も2ケタ増益を予想するなど業績面の評価余地が大きい。更に、新型コロナに対する抗体を測定する研究用試薬を取り扱っており、中国や韓国でのクラスター感染が注目されるなか、同社の存在感が改めて高まっている。前日には同社が権利を持つ感染症治療用完全ヒトモノクローナル抗体の4つに関して、包括的に導出するライセンス契約を中国の医薬最大手SINOPHARMの完全子会社との間で締結したことを発表している。
出所:MINKABU PRESS
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