テレワークの定着とデジタル化の加速
SBテクノロジー(4726)はクラウド黎明期の2009年からマイクロソフトクラウドビジネスを開始し、大手企業、官公庁向けクラウド導入実績でナンバーワンを誇る。
【過去最高益更新】
4月27日に発表した前3月期は売上高583億2400万円(前々期比15%増)、営業利益30億3500万円(同20%増)と2ケタ増収増益を達成し、過去最高益を更新した。マイクロソフトが提供するクラウドサービスの「Azure」を利用したシステム開発案件が伸長した。グローバル製造業向けIoT(モノのインターネット)システム開発案件も大きく伸びた。
【デジタルガバメント実行計画が追い風】
前期は受注高が348億円(前々期比42%増)、前期末受注残は163億円(前々期末比20%増)と過去最高水準。“アフターコロナ”の時代に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速、テレワークの定着とデジタル化の加速、2025年3月までに行政手続きの9割を電子化する「デジタルガバメント実行計画」などを追い風に、今期は売上高620億円(前期比6%増)、営業理永36億円(同18%増)と最高益連続更新を見込む。
なお、クラウドサービスの世界市場において、マイクロソフトの「Azure」はアマゾンの「AWS」に次ぐ2位。ここ数年急成長をみせており、2019年の世界シェアは16・9%程度と、AWS(32・2%)との差を縮めた。2020年は、1位を狙うために急成長を図る明確なビジョンと目標を発表し、逆転を狙っている。
関連銘柄
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