通信のガリバー企業 投資加速でグループ化促進
トヨタとの提携を発表して、「スマートシティ構想」への取り組みが具体化してきた。今後進展して行くであろうIoTやAIへの流れを牽引して行くものと考えられる。
24日にトヨタと業務資本提携で合意との発表で、総額2000億円の相互株式取得を行う。スマートシティビジネスの事業化で協業関係を構築するため、最先端技術を持つ巨大企業同士の提携が発表された。
また、昨日はゼンリンとの資本業務提携を発表しており、ゼンリン社の普通株7.32%を取得するとのこと。これにより、先般発表のあった「スマートシティ構想」への活用が期待できる。スマートシティー(次世代環境都市)や自動運転の基盤となる高度地理空間情報データベースの開発に向けて次なる事業展開にも注目が集まる。
通信の絶対的ガリバー企業、NTTによるグループ企業化が進んでいる。
【テクニカル】
チャートは3月19日の安値2153円を底として下値を切り上げており、5日移動平均線と25日移動平均線のGCが目前となっている。
株価位置は25日移動平均線を上抜き、次は75日移動平均線の2705円指向の位置。
PBR1.04倍 PERは10.97倍と割安水準。