【買い】旭化成（3407）:日本証券新聞 伊藤明

米国子会社で人工呼吸器大幅増産

【ひっ迫する人工呼吸器の増産】
新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、重篤患者も増えており人工呼吸器の需要が一段と高まっている。

旭化成は米国の医療機器子会社における人工呼吸器の生産数を現在の約25倍に相当する月産1万台に増やすと25日に発表。世界では家電大手のダイソンや自動車メーカーらが人工呼吸器の製造を開始する動きも見られる。国内においては今月10日に、病床や人工呼吸器の確保などの医療提供体制の整備を検討するよう、厚生労働省が各都道府県に要請しており、人命を左右する人工呼吸器の設置は急務となっている。

【テクニカル】
チャートも大底からのリバウンド局面。5日移動平均線の上に位置しており、25日移動平均線の位置する819円指向と考えられる。
また、有力なテクニカル指標の一つのMACDでは、25日にMACDラインがシグナルラインを越えて買いシグナルが点灯。
PBR0.75倍　PER8.25倍と未だ割安水準に放置されている。