悪材料織り込み反騰態勢へ
昨日13:00の場中に発表された大幅な下方修正。
株価は大幅な赤字修正を受けてもプラス圏での値動きも見られ、底堅さを感じます。
従来予想1,550億円の黒字から、2020年3月期の連結最終損益は3,000億円の赤字へ大幅下方修正と発表。前期は3,223億円の黒字。
会社側から発表された修正理由は、新型コロナウイルス感染症拡大の世界経済への影響懸念に加え、その後の産油国による減産協議に進展がみられなかったことを背景にした原油安が大きく影響としている。
これらの要因から、エネルギー事業においては、原油および石油製品等の在庫評価による損失影響が 2,500 億円発生する見込みとのこと。これは、前回公表比で 1,800 億円の減少。
運転資本の改善、投資支出の減少を見込んでいること等から、今年度のフリー・キャッシュフローは、概ね計画通りとなる見通しで、配当予想については2020 年 3 月期の期末配当予想は1株当たり 11 円であり、中間配当 11 円とあわせて、年間 22 円から変更なしとの発表を行っている。
【テクニカル】
昨日、場中に発表された悪材料を織り込み陽線引け。底堅さを感じる動きです。目先、悪材料を織り込み、395円処にある25日移動平均線を目指す動きが考えられる。
PBR0.46倍と超割安水準。年間配当は22円を据え置いており、現在の株価水準での予想配当利回りは5.71%と高い利回りを維持している。