いまは良いバーゲンセールです。
From: 中原良太
自宅のリビングより、、、
3/24・3/25と2日間は、
大幅な株価反発が続きましたが、
やはり反発は一時的でしたね。
個人的には、
「もうちょい反発するかな?」
とも思っていたのですが、
さほど需給の歪みは、
大きくなかったようです。
少し回復した残高からひと息ついて、
ふたたび相場下落が始まりそうです。
(僕ら長期投資家にとって、下落は嬉しいものですが…)
とはいえ、
「自分の持っている株は日銀が買わないから上がらない」
と嘆く必要は全く無くてですね。
むしろ、
「日銀が放置してくれるおかげで、
たっぷり安い株を買うチャンスがある!」
と考えた方が合理的かと思いますw
ETFの買い支えって、時価総額加重のものだと、
「割高な株ほどたくさん支払う」ことにもなるので、
ETFの買い支えはめっちゃコスパが悪いんですよね…。
◆ ◆ ◆
次の暴落、考えられる5つのシナリオ
さて、
目先の展望についてですが、
メインシナリオは先日お伝えしたとおり。
つまり、
短期では「3/24が一番底」
中期では「今後1年以内に二番底が来そう」
長期では「金融緩和がバブルの引き金になるかも」
という三本柱で考えています。
短期の話と長期の話は、
特に目新しい情報はありませんので割愛。
今回は中期の見通しとして、
「二番底はいつ頃きそうか?」
について考えていきます。
二番底が来るタイミングとして、
ありそうなシナリオとしては、、、
◯各国首脳や著名CEOの感染→パニック売り
◯(一部の企業で)倒産企業の発生→関連企業のパニック売り
◯ゴールデン・ウィークの連休前→保有継続回避の売り
◯年末の節税対策売り→クリスマスショックの再来
◯原油安の過激化→債券市場の混乱→パニック売り
あたりが考えられますね。
この中で、個人的に一番こわいのが、
「原油安の過激化→債券市場の混乱」
という最後のシナリオ。
ひとまず今の新型コロナ不安は、
「実需の低下」ていどの影響で収まっています。
実需の低下に関しては、
「回復するまで耐え凌げば大丈夫」
という肌感があるのですが、
「債券市場のパニック」が起きると、
信用不安はリーマンショックを彷彿とさせます。
その場合は、株価が回復には長期化しそうですね。
ただし、このシナリオに関して言えば、
「ニュースが出ないことには何とも…」
という感があります。
できることといえば、
日頃から新聞を読むなどし、
注視しておくことくらいでしょう。
(できれば、脆弱な会社への投資を避けると良いかと)
ほか、予測できるイベントとしては、
「ゴールデン・ウィーク」や「年末」など、
カレンダー絡みのイベントは覚えておいた方が良いでしょう。
2月〜3月の株式市場を振り返ると、
「休日前は株を売る」という動きが、
周期的に繰り返されてきました。
その理由は、
「週末に株を持ち越すのは怖いから」
というもの。
この影響はゴールデン・ウィークや、
年末年始などの長期休暇で拍車がかかります。
また、年末の時期には節税需要が高まるので、
「下がった株がさらに売られる」という動きも、
加速する可能性があります。
新型コロナウイルスによる影響が終了しない限り、
そして、原油安が収まらない限り、
市場の混乱は収まらなさそうです。
…とはいえ、
長期投資家としては、
株価暴落は「安く買うチャンス」ですから、
虎視眈々と、チャンスを狙っていきたいですね。
引き続き、気を抜かず、
慎重に運用を続けていきましょう!
- 中原良太