■成長戦略
アライドアーキテクツ<6081>は、具体的な中期経営計画を公表していない。同社が手掛けるマーケティング領域はまだ十分に確立されておらず、潜在的な需要が大きい一方、立ち上がりのペースが読めないことが理由と考えられる。
ただ、4つの事業ポートフォリオの展開により、ソーシャルメディアを中心とした生活者やファンをベースとしたマーケティングの実現を目指すとともに、本格的なグローバル展開を視野に入れた方向性を描いている。環境変化を追い風とした国内市場でのプレゼンス向上に加え、そこで稼いだ資金を高い成長性が期待できるクロスボーダー事業やクリエイティブ・プラットフォーム事業へ投資することにより、新たな市場の創出を成長に結び付けていくシナリオである。
弊社でも、国内マーケティング領域は、企業を取り巻く環境が大きく変化するなかで今後も成長が見込める市場であり、生活者やファンと企業のつながりを重視するサービスやプロダクトをいち早く展開してきた同社には大きな成長力があるものと高く評価している。特に、今回の事業ポートフォリオの確立や各事業の方向性を明確に示したことは、体制が整ってきたことや市場の拡大に対する手応えの表れであり、今後の成長に向けたターニングポイントになる可能性が高いとみている。今後も、国内事業においては、着実に増えてきた導入事例の動向に加え、大きな目線ではファンベースカンパニーとの連携等によりどのように新しい市場を創っていくのか、その道筋や具体的な戦略に注目したい。また、海外事業においても、クリエイティブ・プラットフォーム事業の方針転換による影響を含め、いかに本格的な利益貢献に向けて成長を加速していくのかをフォローしていく必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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アライドアーキテクツ<6081>は、具体的な中期経営計画を公表していない。同社が手掛けるマーケティング領域はまだ十分に確立されておらず、潜在的な需要が大きい一方、立ち上がりのペースが読めないことが理由と考えられる。
ただ、4つの事業ポートフォリオの展開により、ソーシャルメディアを中心とした生活者やファンをベースとしたマーケティングの実現を目指すとともに、本格的なグローバル展開を視野に入れた方向性を描いている。環境変化を追い風とした国内市場でのプレゼンス向上に加え、そこで稼いだ資金を高い成長性が期待できるクロスボーダー事業やクリエイティブ・プラットフォーム事業へ投資することにより、新たな市場の創出を成長に結び付けていくシナリオである。
弊社でも、国内マーケティング領域は、企業を取り巻く環境が大きく変化するなかで今後も成長が見込める市場であり、生活者やファンと企業のつながりを重視するサービスやプロダクトをいち早く展開してきた同社には大きな成長力があるものと高く評価している。特に、今回の事業ポートフォリオの確立や各事業の方向性を明確に示したことは、体制が整ってきたことや市場の拡大に対する手応えの表れであり、今後の成長に向けたターニングポイントになる可能性が高いとみている。今後も、国内事業においては、着実に増えてきた導入事例の動向に加え、大きな目線ではファンベースカンパニーとの連携等によりどのように新しい市場を創っていくのか、その道筋や具体的な戦略に注目したい。また、海外事業においても、クリエイティブ・プラットフォーム事業の方針転換による影響を含め、いかに本格的な利益貢献に向けて成長を加速していくのかをフォローしていく必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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