20日のドル/円は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の落ち込みが懸念される中、ドルへの逃避的な買いが継続。109.30円台に反落する場面もあったが、NY市場でドル買いが再燃すると一時111.50円前後まで上昇した。終値は約0.2%高の110.85円前後だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が、世界の主要中銀とのスワップ協定を通じたドル資金の供給拡大に動いた事で市場のパニック的なドル買いは収まりつつあるが、ドル高の流れそのものを変えるほどの効果はまだ見られない。今朝も、米国株先物が時間外取引で値幅制限いっぱいまで下落する中、ドル/円は111.20円台に上昇する場面があった。各中銀のドル供給でドル高のペースはこれまでより鈍ると見られるが、ドルが急落する展開は見込みにくい。いずれにしても、ドル/円は不安定な相場展開が続く公算が大きく、想定レンジは広めに取っておきたい。
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