暴落相場はどこまで続く?
コロナウイルスはいつ収束するのか?
オリンピックは本当に開催されるのか?
実体経済への影響は?
この先倒産する会社が軒並み出てくるのでは?
テレビをつけても新聞を見ても、このようなネガティブなことしか出ていないため、余計に不安感でいっぱいになるかと思います。
これらのことは将来のことで考えたところで誰にもわかりません。
不確定なことに時間を費やして考えても意味がありませんので、冷静に事実だけを見て考えましょう。
このようなことがどうなるか知らなくてもよく、知りたいのは相場が上がるか、下がるか、ですよね?
相場がなぜ上がるかといえば、単純で売っている人より、買っている人が多いからです。
では、今、買っている人、売っている人、の構成を考えてみましょう。
まず、買い方としては、ここ連日のように金融政策を打ち出している、FRB、日銀を含む世界の中央銀行です。
そして、先週までSQで大きく売っていた外人たちですが、徐々に買いへとシフトしてきています。
つまり、マーケットを占有しつつある大口は買い方に回ってきています。
一方で売っているのはだれか?といえば、強制決済による投げ売りしか考えられません。
一番大きいのは、原油の大幅下落により発生した追証の強制決済が連鎖しているのかと思います。
この強制決済の売りは、短期間で執行されて消えるものなので、一時的な売り圧力です。
そのため今日、明日にでもこの売りが収束してくれば、需給の関係から買い需要が相対的に増えていくことになり、相場は底入れします。
目先はどんなにあっても16000円までで、日経が7000円というとんでも論まで飛び出ていますが、もしそうなるとしたら今の状況から誰が売るのか、国策に反旗を翻して売ることによって誰が利益を得るのか?を考えてもらえばよいかと思います。
今週はNYダウのSQですので、あと1~2日が転換点になるかと思います。