年に一度の買い場
週明けに大底からリバウンドしてその後もFRBの金利引き下げなどの材料もあり、日経もNYダウも大きく戻しましたが、大きく上がった翌日には大きく下げて、行ってこいとなるなど、荒い値動きが続いています。
上下に激しく動いており、方向感がないため、安易に高いところを買ったり、安いところを売ってしまうと往復ビンタで大きくやられかねない、かなり難易度の高い相場です。
一旦騰落レシオが53.3まで達し、リーマンショックの水準をさらに下回ったところまできたため、さすがに売られすぎの状態だったため、大きくリバウンドしました。
しかし、その後はNYダウが大きく上がっても、翌日の日経は高値で寄り付いてから、引けにかけて売られて下がり続ける展開が続きました。
今のところまだ上値はかなり重たく、一旦の底を付けたという感じで、来週3/13がメジャーSQのため、まだ来週も波乱の動きがありそうです。
ここからの動きは気になるところですが、基本的には向かうべき変化日が4月初めに22000円近辺にあるため、上下にもみ合いながらも徐々に上昇していくイメージを持っています。
一方でまだ下落中のため、どこまで下がるのか、いつまで下がるのかですが、下値抵抗ラインが20700円前後にありましたが、ここは下に抜けてしまいました。
そうなると、その下が最後の抵抗線になりますが、これが20000円前後にあります。ここまでもし来るようであれば、それは陰の極でここより下に来るということはまず考えられません。
目先どこで底打つかが重要ですが、価格で見るなら20000円近辺まで来た時になりますが、かなり強力なラインなのでここまで下がる確率は極めて低いと思います。
もし、2番底があるとしたら、この20000円から20250円あたりまでかと思います。
また、騰落レシオも一旦底を付けたときの53.3から上がってきて58.1まで戻っておりますが、週明けにもう一段大きく売られると、再びリーマンショッククラスの下げに近づくので、もう一回大幅反発がやってきそうです。
そのため、基本的にはここから下がったところは買い目線でしか見ていません。
周りを見渡せばコロナウイルスの感染が収束する気配がなく、企業業績も悪化するなど、何も買う材料はないように思う人も多いかもしれませんが、相場が底を打つときはいつもこれ以上ないくらいの悲観論がいっぱいになっています。
そういう中で多くの人が売るときに買ってじっと持っていられるかどうか、それは自分自身との戦いになります。
ニュースや報道などを見ると、とても買う気になれないかもしれませんが、実体経済から離れて株価は動いています。
そのため、周りのことを気にしすぎると、本当のいい仕掛けのタイミングを逸してしまうかもしれないので、チャートと株価の動きだけを見て最終的な判断はするようにしましょう。
来週は早い段階で2回目のリバウンドが来ると思うので、しっかりその動きを取りに行きましょう。