もみ合い続く間は逆張り戦略で
足元は窓をあけて、レンジを下にブレイクする可能性が高くなりました。気配を見るとしばらくは乱高下する可能性もありますから、短期のリバとり以外は落ち着きを待ってからの参戦でもいいでしょう。
米金利の動きに注目しておいてください。
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日経平均株価は2月14日金曜日、2万3,386.74円で取引を終えました。
前回「株価上昇時にあけた窓を埋める展開を想定しつつ、三角持ち合いでの推移が続くとボラティリティが縮小する可能性も。もみ合いが続く間は逆張り戦略の短期売買でよい」と解説しました。
株価は窓をうめてもみ合いに終始し、目標株価の範囲程度で取引を終えました。
米国の株式市場は高値圏で調整した週でした。
ドル円相場はドル買いが進んだ週でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
チャートを分析する限りでは、株価は上昇時にあけた窓を埋めました。足元は三角持ち合いのレンジ下限に沿った推移が続き、もみ合いに終始しました。
目標上値は2万3,850円、下値は2万2,900円、それぞれプラスマイナス200円とします。
2月上旬の株価上昇時にあけて、まだうめられていない窓が残っています。CMEの日経平均先物が2万3,150円ですから、窓うめの展開も想定しておいて損はないでしょう。
また、一目均衡表では、3月のメジャーSQに向けて変化日を迎える状況です。新トレンドの発生に向けてボラティリティがさらに縮小し、もみ合う動きになる可能性も考えられますから、引き続き逆張り戦略の短期売買でよいでしょう。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大で、さすがに米国の株式市場も小休止という状況でした。日本は天皇誕生日による振替休日のため、24日月曜は祭日です。権利確定日を通過する週ですが、ドル円の動きや日銀のETF買入の状況などを見る限りでは、経済的な影響をどれだけ織り込んだのか不透明です。指数はそこそこでも個別銘柄の地合いはいまひとつですから、レンジブレイクに備えてムダな売買を避けてもよいかもしれません。