金急騰の恩恵を受ける。
同社は、是川銀蔵「最後の相場師」のモデルとなった会社だ。資源、精錬、電子材料などが、柱となっている。優良な菱刈金鉱山を保有し、金、銀、銅、ニッケルなどの精錬がメインである。
□直近決算
2020年3月期第3四半期決算は、税引き前利益は 674.73億と前年同期比 △22.2%と減収減益。2020年3月期通期見通しも税引き前利益690億の見通しと下方修正。
□外部環境
金の評価益、販売価格の高騰がフォローの風になりそうだ。
同社の第4四半期の予想レートはNY金1450ドル、円建て金5036円、為替108円としている。
このところの新型コロナウイルスの感染拡大を受けて安全への逃避買いが金に殺到。今週NY金は1600ドルを突破。国内金価格も本日5800円超えでおのずと在庫評価やまだ掘られてない菱刈鉱山の金の評価も高まる。感染者が本日韓国で倍増し、湖北省から世界各地へ飛び火しそうだ。新型コロナウイルスによる死者も2200人に達し、収まる気配はない。まだまだ金に資金が流入しそうである。同社の業績感応度ドル建て金10ドルで約2億の影響。
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