ドル円上値の重さは変わらず
新型コロナウイルスの死者は今週に入って1,000人を超えてきたものの、感染者数が鈍化傾向にあることから過度な警戒感は後退しています。感染は拡大していますが、パンデミック(爆発感染)でなければOKという事なのでしょう。実際に昨夜はNYダウやドイツDAXは史上最高値を更新しており、ドル円も一時109.96円まで上昇する局面もありました。しかし、ドル円に関しては110円の大台に乗せることはできず、相変わらず上値の重さは拭えません。ここからさらに上昇するには何らかの燃料投下が必要となりそうです。
■想定レンジは109.50~110.20円
ドル円は2月3日の安値108.32円から110.00円付近まで上昇してきてはいますが、110円の重さが鮮明なだけに、ここから上値追いをするステージではないのかもしれません。再びボラティリティがなくなりつつある相場なので足元の高安である109.50~110.20円くらいのレンジでうまく立ち回っていければと思います。